西部工芸展
( 6月13日 初日、陶芸作家:中島 宏氏を中心の工芸研究会に参加)
謙虚な姿勢で耳を傾けると、見えてくるものがたくさんある。本気で物創りにかかわる人々、独特の雰囲気。それは、厳しさの扉の向こう側に見える潔さ、優しさ、心の奥深さであった。
第一線で活躍を続ける人間国宝といわれる人々は、そんな切磋琢磨の日々の中から、生まれ出るんだ。・・・そんな思いが私の中にストンと流れ込んだ。
会場で陶芸作家「小川 哲男」氏に出会い、アドバイスをお願いすると、ス~ッと消えてしまわれた。・・私はなんでここにいるんだろ~・・・と落ち込む間もなく、九州の第一線で活躍する有名作家の方々が、ゾロゾロと現れた!「ウォ~ッ!チョット待って!近づかないで~。恐れ多い!とんでもない!そんなウツワじゃありません~・・」 私が,あとずさりすればするほど、近づいてくる。
そして、私の作品の前で、それぞれの作家の思い、客観的な意見、静なる情熱を気さくに語られ、先生の配慮のおかげで、滅多にない意義深い貴重な時間を過ごした。
持っていた、偏見が溶けてしまい、そしてすっかり学生に戻っていった。
小川先生に感謝です!
しかしやはり、伝統工芸から逸脱している私の作品は、現代工芸とスコルプチャーの狭間で、身の置き所は、まだまだ見つかりそうにない。
#
by rosenclaystudio
| 2007-06-14 18:45
| 展覧会(Exhibition)