アーティスト・Mr.Goya
昔々、彼がまだ美術を学ぶ大学生として、仲間達と切磋琢磨しながら描いていた頃の絵は、繊細緻密。実に見事な写実テクニックを持つ学生だった。
時を経て、彼も美術教師として子供達を育て、画家として心象表現を続け、コツコツと腕を上げている。
写真を撮るにしても、絵を描くにしても、「被写体は風景より人間が好きだ。」・と、ず~っと以前言っていた彼の言葉を思い出した。なるほどその通り!よく分かる。
ユニークな人柄や丹念に塗り重ねられていく彼の生き様が、本物の表現力と共に、色使いやマチエールにもあらわれ、見る人の目を惹きつける。
人生の歩みの中で、二紀会の会員として活躍中の彼らの描く絵が、これからどんな風に変化していくのかを見るのが、またとても楽しみである。
←美術教師であり画家である「合谷 信二」氏